旧ジャニーズ事務所の場所は今どこ?赤坂跡地と新会社STARTOの現在
かつて日本のエンターテインメント界の頂点として君臨し、数多くのスターを輩出してきた旧ジャニーズ事務所。東京都港区の一等地に構えられた巨大な自社ビルは、長年にわたりファンにとっての象徴的なランドマークであり、業界関係者が行き交う巨大な権力の中心地でした。しかし、一連の性加害問題と組織解体を経て、その物理的な拠点や機能は劇的な変貌を遂げています。
「かつて赤坂にあった本社ビルは今どうなっているのか」「看板が外された跡地には何があるのか」「所属タレントを引き継いだ新会社STARTO ENTERTAINMENTの所在地や、ファンクラブ窓口の移転先はどこなのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。登記情報、現地取材、公的発表資料をもとに、旧本社の現状から新会社の拠点情報、そして聖地巡礼をめぐるリアルな実態までを徹底的に解明します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:港区赤坂の旧本社ビルは「Johnny & Associates」の看板が撤去され、被害補償専任会社「SMILE-UP.」の業務拠点として稼働中(補償完了後に売却・廃業予定)。
- 要点2:タレントマネジメントを引き継いだ新会社「STARTO ENTERTAINMENT」は旧赤坂ビルとは完全分離し、港区六本木エリアに独立したオフィスを開設。
- 要点3:渋谷にあった「ファミリークラブ(ファミクラ)」の展示スペースは閉鎖され、現地での聖地巡礼は近隣配慮や防犯の観点から厳格な自粛・マナーが求められている。
【看板撤去後の現在地】かつての赤坂本社ビル跡地はどうなっているのか?
旧ジャニーズ事務所の本社ビルは、東京都港区赤坂9丁目6-35に位置しています。かつてソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が所有していた地上4階・地下3階建ての重厚なビルを2018年に推定数十億円規模で取得し、巨大なエンタメ帝国の本拠地として機能してきました。最寄り駅は東京メトロ千代田線の乃木坂駅(徒歩約3分)および都営大江戸線・東京メトロ日比谷線の六本木駅(徒歩約6〜7分)であり、東京ミッドタウン至近の閑静かつ利便性の高い高級エリアにあります。
2023年10月上旬、同ビル正面に掲げられていた銀色の巨大な「Johnny & Associates」のアルファベット看板は、作業員の手によって完全に取り外されました。かつてファンや観光客が記念撮影を行っていたエントランス前は、看板の台座跡が白く残るのみとなり、象徴的なアイコンは完全に姿を消しています。
現地取材班の確認によると、同ビルは現在、被害者救済および補償金支払い業務を行う「株式会社SMILE-UP.」の事務拠点として使用されています。エントランス付近には厳重なセキュリティゲートが設けられ、警備員が常駐。かつての華やかな芸能プロの雰囲気は完全に払拭され、外部からの視線を遮るブラインドが下ろされた静まり返るオフィスビルへと様相を一変させています。SMILE-UP.公式の事業計画において、すべての被害補償と諸手続きの完了後に当該不動産は売却処分され、法人自体も解散(廃業)することが明言されています。

【データ比較】旧本社・SMILE-UP.・新会社STARTOの所在地一覧
組織の再編に伴い、法人の役割ごとに物理的な所在地や機能が明確に切り離されました。混乱しやすい各拠点の最新情報を比較表で整理します。
| 組織・施設名 | 詳細・所在地データ | 最寄り駅・アクセス | 編集部の見解・現状のステータス |
|---|---|---|---|
| 旧ジャニーズ本社ビル(現SMILE-UP.) | 東京都港区赤坂9-6-35 | 乃木坂駅 徒歩3分 六本木駅 徒歩6分 | 看板撤去済み。被害補償業務の専用拠点となっており、一般人の立ち入りは厳格に禁止。補償完了後に売却予定。 |
| STARTO ENTERTAINMENT | 東京都港区六本木7丁目(商業ビル内) | 六本木駅 徒歩2〜4分 乃木坂駅 徒歩5分 | タレントマネジメントを担う新会社。旧赤坂ビルとは資本・空間ともに完全分離されたオフィス形態。 |
| 旧ファミリークラブ(展示スペース) | 東京都渋谷区渋谷1-10-10(渋谷ファーストタワーB1F) | 渋谷駅 徒歩8分 表参道駅 徒歩8分 | 2024年春をもって展示スペースとしての営業を終了・閉館。ファンクラブ機能はオンライン管理へ全面刷新。 |
| 旧ジャニーズ アイランド(育成部門) | 東京都渋谷区(旧拠点) | 渋谷駅 周辺 | 旧体制のジュニア統括組織は新体制に伴い再編。マネジメント業務はSTARTO側へ統合・再配置。 |
【移転の真相】新会社STARTO ENTERTAINMENTとファミクラの現在地
タレントのマネジメントおよびエージェント契約を一手に引き継いだ株式会社STARTO ENTERTAINMENTは、旧ジャニーズ事務所の所在地であった赤坂9丁目のビルには入居していません。同社は設立時、ガバナンスの刷新と旧体制からの完全な決別を対外的に示すため、東京都港区六本木7丁目エリアの民間オフィスビルに登記および実務拠点を構えました。
この拠点分離は、単なる物理的な引っ越しにとどまらず、旧経営陣(創業者一族)の資産管理会社となったSMILE-UP.と、完全に独立した経営陣による新会社との間に「資本・人的・物理的ファイアウォール」を築くための必須要件でした。STARTOのオフィスは一般的なテナントビル内に存在し、旧本社のように自社名を冠した巨大な外壁看板を掲げるスタイルは採られていません。
一方、タレントのサイン色紙や衣装展示、限定動画の上映スペースとして親しまれていた渋谷・宮益坂上の「ジャニーズファミリークラブ(通称ファミクラ)」(渋谷ファーストタワー地下1階)も、旧体制の終焉とともにその歴史に幕を下ろしました。2024年春に施設は閉館し、現在は「FAMILY CLUB official」としてWEBおよびアプリ上でのデジタル会員サービスへと完全移行しています。かつて長蛇の列を作っていたリアルな展示スペースは現在存在せず、郵送物等の宛先も別拠点の事務代行センターで集約管理されています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
組織の再編スピードが速かったこともあり、SNSやネット掲示板では現在も古い情報や誤認が散見されます。特に多い誤解について、事実関係を検証します。
誤解1:「新会社も名前を変えて同じ赤坂ビルで業務を続けている」
これは完全な誤りです。報道番組などで赤坂の旧本社ビルが映し出される機会が多いため、「看板だけ掛け替えて中身は同じ場所で営業している」と混同されがちですが、赤坂のビルで業務を行っているのは補償専任のSMILE-UP.のみです。タレントマネジメントに関わるスタッフやマネージャー陣は、すべてSTARTOの別オフィスへ移転しています。
誤解2:「赤坂の旧ビルに行けば所属タレントに会える・出待ちができる」
過去にはレッスン場やリハーサル室がビル内にあり、タレントの出入りが見られた時代もありました。しかし、現体制においてタレントが赤坂の旧本社ビルに出入りすることは業務構造上ありません。外部のレンタルスタジオや提携先のリハーサル施設、各テレビ局・劇場へ直接移動する体制が徹底されており、旧ビル周辺での待機行為は無意味であるばかりか、近隣住民や通行人の迷惑となります。
誤解3:「渋谷のファミクラは移転して別の場所で展示を行っている」
「渋谷から別の街へ展示スペースが移転した」という噂も一部で囁かれていますが、現在ファンが自由に入場できる常設の展示施設は開設されていません。展示物の一部はファンクラブ会員限定のオンラインコンテンツや、期間限定の公式イベント・ポップアップストア等で一時的に公開される形へとシフトしています。
【実態検証】聖地巡礼のいま|ファンの受け止めと現地マナーのリアル
かつて「赤坂の看板前」や「渋谷のファミクラ」は、ファンにとってコンサート遠征時や記念日に訪れる定番の“聖地”でした。しかし、一連の変革によって現地を訪れるファンの心理や現地の環境には大きな変化が生じています。
SNS上のリアルな声や知恵袋の投稿を検証すると、「看板がなくなってぽっかり心に穴が開いた」「乃木坂駅を降りてもかつての高揚感はなく、どこか切ない気持ちになる」といった喪失感を吐露する声が目立ちます。その一方で、「被害者への補償が最優先されるべき場所であり、観光気分で行くべきではない」「周囲に警備員が立っていて写真を撮るのも憚られる空気感だった」という冷静な自制の意見が大半を占めるようになっています。
実際の現場周辺は、大使館や高級レジデンスが立ち並ぶ極めて静粛なエリアです。看板撤去後はビル前での長時間の立ち止まりや無断撮影に対して厳重な警備・巡回が行われており、過度な集会や敷地内への侵入は即座に注意を受ける体制が敷かれています。現在の旧本社ビル周辺は、かつてのようなファンコミュニティの交流拠点ではなく、「静寂を保つべき法的手続きの現場」として厳格に管理されています。
【プロの結論】「聖地」の解体と芸能界の構造変化から学ぶべき教訓
日本の芸能史において、旧ジャニーズ事務所の赤坂本社ビルほど「絶対的なカリスマ性と空間的権力」を象徴した建造物は他にありませんでした。自社ビルという巨大な城を築き、そこに所属タレント、レッスン場、マネジメント機能、ファンクラブ窓口を囲い込む手法は、昭和から平成にかけての「芸能界におけるパターナリズム(温情主義的父権支配)」と「閉鎖的家族経営」の極致でした。
しかし、その物理的な拠点の一極集中こそが、外部の監査や批判を遮断する密室を生み出す温床となった側面は否定できません。看板の撤去と拠点の完全分離、そして常設ファンクラブ拠点のデジタル化は、日本のエンターテインメントビジネスが「偶像化された密室の王国」から「コーポレートガバナンスと契約に基づく近代的な企業体」へと強制的に脱皮させられた象徴的プロセスと言えます。
ファンと事務所の関係性においても、特定の「物理的な聖地」に過度に依存する共依存的構造から、健全な心理的バウンダリー(境界線)を保ちつつ、タレント個々のパフォーマンスやクリエイティブそのものを応援する成熟したカルチャーへと移行していくことが求められています。

【ジャニーズ 事務 所 場所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:旧ジャニーズ事務所の本社ビルはどこにありましたか?最寄り駅からの行き方は?
A1:所在地は「東京都港区赤坂9丁目6-35」です。最寄り駅は東京メトロ千代田線の「乃木坂駅」(2番出口より徒歩約3分)、または都営大江戸線・東京メトロ日比谷線の「六本木駅」(7番・8番出口より徒歩約6〜7分)です。東京ミッドタウンの北西側に位置しています。
Q2:新会社STARTO ENTERTAINMENTのオフィスはどこにありますか?
A2:STARTO ENTERTAINMENTは旧赤坂本社ビルではなく、東京都港区六本木7丁目の民間ビル内にオフィスを構えています。タレントマネジメント機能を旧体制から完全に分離して運営されています。
Q3:赤坂の旧本社ビルにあるジャニーズの看板は現在も見られますか?
A3:見られません。2023年10月にビルの外壁およびエントランス正面のアルファベットロゴ看板は完全に撤去・解体されました。現在は看板の痕跡が残るのみとなっています。
Q4:渋谷にあったファミリークラブ(ファミクラ)の展示スペースは移転して見学できますか?
A4:常設の見学スペースは存在しません。渋谷ファーストタワー地下1階にあった旧展示スペースは2024年春に閉館しました。現在はオンライン上でのファンクラブ会員向けサービスへと移行しており、常設の展示施設はありません。
Q5:旧赤坂本社ビルの敷地は今後どうなる予定ですか?
A5:現在は被害者補償業務を行うSMILE-UP.の事務拠点ですが、同社はすべての被害者救済・補償金支払いが完了した段階でビルを売却し、法人を解散・廃業することを公式に発表しています。
まとめ:拠点の変遷が物語るエンタメ業界のパラダイムシフト
「ジャニーズ事務所の場所」をめぐる変遷は、単なる企業のオフィス移転にとどまらず、日本芸能界における一つの時代の完全な終焉と新時代の幕開けを象徴しています。赤坂9丁目の旧自社ビルは看板を降ろして補償専任の拠点となり、タレントマネジメントを担うSTARTO ENTERTAINMENTは六本木で新たなガバナンスのもと歩みを進めています。
かつての巨大な権力の城が解体され、機能ごとに分散された現実は、芸能ビジネスの近代化と透明化に向けた不可逆な変化の表れです。所在地や建物の変化を客観的に理解することは、今後のエンターテインメント界がどのような未来を描いていくのかを見極める上での重要な羅針盤となります。 (出典: ジャニーズ 事務 所 場所(Yahoo!ニュース))